
無料でフランス語を学ぶ(Francisation Québec)
これはケベック州で生活する人向けの情報です。他州にも新規移住者向けの無料・低額の語学クラスはありますが、フルタイムで通うと手当(お金)が出るのはケベックの大きな特徴です。
背景:カナダの公用語と、ケベックの仏語文化
カナダの公用語は英語とフランス語の2つです。中でもケベック州(ケベックシティやモントリオールなど)はフランス語が公用語・共通語で、看板・行政・仕事まで仏語が中心の、フランス語文化が色濃い地域です。だからこそ、ケベックで暮らすなら仏語が生活と仕事を大きく広げてくれます。ケベックでは求人、とくに接客・サーバー職などで「フランス語が話せること」が応募要件になっていることもしばしばで、仕事の選択肢を広げる意味でも仏語は強力です。
Francisation Québec とは
ケベック州政府(MIFI)が提供する無料のフランス語学習プログラムです。16歳以上で、ケベックに住んでいる、または定住予定の人が対象。ケベック独自の移民手続き(CAQ/PEQ など)でも仏語が重要になるため、早めに学び始める価値があります。
学べるのは「ケベコア」?標準フランス語?
授業で学ぶのは基本的に標準フランス語です。フランスの仏語とケベックの仏語(le français québécois、いわゆるケベコア)は、文法や書き言葉はほぼ同じで、書いた文章は両者でほとんど変わりません。違いが出るのは主に話し言葉で、ケベコアは独特のアクセント(鼻にかかる母音や歌うような抑揚、moi を「モエ」のように発音する古い音)や、独自の語彙・表現を持ちます。とはいえ互いに通じるので、ここで学ぶ仏語は世界中で使える土台になり、生活の中で自然とケベックの訛りや言い回しも身についていきます。
授業料は無料、フルタイムなら手当も出る
- 授業料は無料
- フルタイムで通うと、参加手当として週 $230(学びながら生活費の足しにできる)
- 託児補助: 通学のため子どもを預ける場合、1日あたり子ども1人 最大 $25
- 交通補助は、週 $230 の参加手当を受け取る場合は併用できません
- パートタイムは参加手当($230)の対象外(託児などの補助は継続)。オンラインの選択肢もあります
注意: 手当の対象になるかは在留資格や状況で変わります。ワーキングホリデーなど一時的な資格の場合は、対象可否を必ず公式で確認してください。
受講の形態と期間
- フルタイムは週およそ30時間(月〜金)としっかり学べます
- 1期はおおむね 8〜11週間。年に3〜4回の開講(入学のタイミング)があり、年度の途中からでも始めやすい仕組みです
- レベル別に分かれ、パートタイム・オンラインも選べます。働き方や生活に合わせて選択できます
申し込みの流れ
- Québec.ca の「Apprendre le français(フランス語を学ぶ)」/ Francisation Québec から登録(16歳以上)
- 受講する学校(受講機関)を選ぶ
- 同じ申込フォームで財政支援も申請(「財政支援を希望しますか?」に Oui と回答)
- MIFI から連絡が来て手続きが進む
こんな人におすすめ
- 純粋にフランス語を学びたい人(無料で、フルタイムなら手当付きで学べるのは大きな魅力)
- ケベックで長く暮らす・働く予定の人
- ケベック移民(CAQ/PEQ)を視野に入れている人
- 生活や仕事の選択肢を広げたい人
注: 対象資格・手当額・開講日程・申込手順は変わります。申込前に必ず Québec.ca 公式 https://www.quebec.ca/en/education/learn-french で最新を確認してください。
よくある質問
ケベックでフランス語を無料で学べる制度はある?
ケベック州政府(MIFI)が提供する Francisation Québec という無料のフランス語学習プログラムがあります。16歳以上で、ケベックに住んでいるか定住予定の人が対象です。
Francisation でフルタイムに通うと手当はもらえる?
授業料は無料で、フルタイムで通うと参加手当として週$230が出ます。子どもを預ける場合は1日あたり子ども1人最大$25の託児補助もあります。ただしパートタイムは参加手当の対象外です。
Francisation で学ぶのはケベック訛りのフランス語?
授業で学ぶのは基本的に標準フランス語です。フランスの仏語とケベックの仏語は文法や書き言葉はほぼ同じで、ここで学ぶ仏語は世界中で使える土台になり、生活の中で自然とケベックの訛りや言い回しも身についていきます。
